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カントリーエッセイ
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2004/05/01号
書棚の中はエトセトラ
初めてのお家へお邪魔すると、ついついお部屋の中を キョロキョロ見回してしまう。
雑貨に目がいくのはもちろんなんだけど、それとは別に むかしから書棚の中の本に目が止まる。
まだあまり親しくない人のお家だと、どんなことに興味があるかとか、どんなことを日々考えているかとか、並んだ本からあれこれ想像できて、すごくおもしろい。
青春時代に自分が読んできた本とたくさんダブっていたりすると、「この人も遠く離れたところで、同じような事を思いながら過ごしてきたんだな〜」って、急に親近感が湧く。
また頭が良くて勉強大好き友達が 実はダイエット狂で、<〜〜ダイエット法>なんていう題名の本がずら〜り並んでいたこともあった。
ちょっとうれしかった。
近頃はリビングに書棚を置いてある家が少なくなり、すこし残念。
以前は、百科事典や文学小説全集などが並んでいて、立派なインテリアの一部として役目を果たしていたのだろうけど、いまは、個人のプライベートな本が主流を占めてきたから、リビングに置いたりすると、ちょっとしたプライバシーの侵害になるのかな?
そういう我が家も、書棚はわたしの作業部屋にある。
幅180センチで前後2列ある 巨大な書棚。
「本は贅沢品じゃない!生活必需品!」という暗黙の了解で思うままに購入していたら、いつの間にか書棚の中はグッチャグチャ!
それでもキャニスターをブックエンド代わりにしたり、`この棚だけは本を入れない’と決めて雑貨を飾ったりしながら、プチカントリーを楽しんでいる。
ふーか
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