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カントリーエッセイ
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2004/06/26号
丁寧な暮らし

カントリーな本や雑誌をめくっていると<丁寧に暮らす>という言葉をよく目にします。
文章や写真の中で初めてお会いするあの人この人に、(毎日丁寧に暮らしてらっしゃるんだろうなあ・・)ってウットリと想像しながら 幸せな気持ちにさせてもらってます。

先月も新しくできた本屋さんで、素敵な本(人)を見つけました。
本の題名は『きちんと暮らす』。
ライフスタイルプロデューサーをされているパトリス・ジュリアンさんの暮らしぶりが著わされてます。
目次にいくまでの冒頭の文が印象的で、その中のひとつに<デッドタイム>という言葉が出てきます。
‘何かをしているとき、まったく別のことを考えている。
目の前の動作から気持ちが離れた瞬間。’
それを<デッドタイム>というのだそうです。

そう言えばわたし・・・
「さっき確かに花を眺めながら水をやったのに、どんなふうに今日は咲いてたか、なんだかよく覚えてない。」
「あれっ?今朝はコーヒーを何杯飲んだっけ?」
「もうすぐ好きなテレビ番組が始まるから、テレビ見ながらご飯作ろうっと!」

こういうの日常茶飯事・・・
ココロ ココニ アラズ・・・
<デッドタイム>だらけ・・・
淋しくなってきた・・・

<丁寧に暮らす>とは、自分自身を大切にする(居心地良い状態にしてあげる)ことなんだと思います。
その時その場に しっかりと意識を置くことで 豊かな気持ちが生まれ、自分のことを好きになっていくのかも知れません。
毎日のなにげない生活(部屋に雑貨を飾ったり、庭で花を育てたり、料理をつくったり)のなかで、自分を大切にする癖をつけていきたいものです。
そうすれば 自信を持って自分らしい丁寧な暮らし方を見つけられるのではないでしょうか。


ふーか


『きちんと暮らす』・・・出版社アスコム



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