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カントリーエッセイ
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2004/09/25号
たらいと洗濯板

洗面所をリフォームしたもう一つの理由は、たらいの置く場所を確保したかったんです。
食べこぼしのシミがついたスカート。
埃まみれのソックス。
リネンや綿のティーマットやハンカチ。
これらをザブザブと手洗いするたらいが我が家には大・中・小と3種類用意してあります。

すべてホーロー製。
厳密に言えば、中・小サイズは洗面器です。
以前 鉢受け皿の代わりや、ほんとにカラダを洗うために使っていたもののリサイクルです。
三つともうまい具合に洗面所のシンクにスッポリ収まってくれるので、ゴシゴシ洗いもつけ置き洗いも、ここでやっています。
手洗いに必要な洗濯板は、日本の昔ながらのものを使っています。
よく見かける洗濯板より、二周り小さなサイズは、測ってもないのにシンクの奥行きとこれまたぴったり!

なんとなく億劫になりがちな家事も、我が家サイズの道具が取り出しやすい位置にあって スムーズに動くことができれば、たいして苦にならなくなるから不思議です。
ちょっとしたことですが、そのちょっとしたことを改善しないで不便を強いられている人が きっと多いはず。
あなたが日頃 不便を感じていることに、少しだけ頭と時間を使ってみてはいかがでしょう。

そう言うわたしはと言えば、いつも床に置きっぱなしで 場所を占領していたたらい達は、鏡の上に棚を作ったことで 邪魔になることなくすぐ取り出せるようになりました。

ふーか



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