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カントリーエッセイ
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2005/02/26号
2005年2月の思い出


ことしの2月の思い出は、
1日の朝、目が覚めたら 窓の外一面銀世界だったこと。
地震の被害にあった中越地方の方々にとっては
うんざりの雪模様だと思いますが、
ごめんなさい、
南国育ちのわたしにはこの歳になっても 
雪はまだ胸躍る材料なのです。

足跡のついてないバルコニーで、
少しのあいだ ひとり雪遊び。
大好きな小瓶をころがして、
光りを集めたり放したり。
雪の結晶はガラスを透(すか)すと
ますます輝きを増しました。

午後から風が吹きはじめ
木の葉の上に積もった雪の粉が
さらさらと空気中へ舞い上がります。
雪の結晶は青空を透して
もっともっと輝きを増しました。

あともう少しで 春がきます。
ことしの2月の思い出は、
この冬いちばんの思い出になりました。


ふーか



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