-*--*--*--*--*-
カントリーエッセイ
-*--*--*--*--*-
2005/02/26号
2005年2月の思い出
ことしの2月の思い出は、
1日の朝、目が覚めたら 窓の外一面銀世界だったこと。
地震の被害にあった中越地方の方々にとっては
うんざりの雪模様だと思いますが、
ごめんなさい、
南国育ちのわたしにはこの歳になっても
雪はまだ胸躍る材料なのです。
足跡のついてないバルコニーで、
少しのあいだ ひとり雪遊び。
大好きな小瓶をころがして、
光りを集めたり放したり。
雪の結晶はガラスを透(すか)すと
ますます輝きを増しました。
午後から風が吹きはじめ
木の葉の上に積もった雪の粉が
さらさらと空気中へ舞い上がります。
雪の結晶は青空を透して
もっともっと輝きを増しました。
あともう少しで 春がきます。
ことしの2月の思い出は、
この冬いちばんの思い出になりました。
ふーか
<<前号|次号>>
9.TOP|
0.HOME