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カントリーエッセイ
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2004/01/31号
じゃぱにーず かんとりー
田舎から都会に出てきた私にとって
お盆、正月にしか味あうことが出来ない、
子供のころから慣れ親しんだ、あの、なつかしい味。
それが「おふくろの味」
帰省のころになると、なぜかその味を思い出して
「帰ったらあれ、作ってな〜」と電話で伝えておく。
いつも母から返ってくる言葉は
「まぁ〜そんな物んでええかえ〜」
「もっとええもん頼め〜や〜」
たまに帰ってくる私を、ごちそうで出迎えたいらしい。
私が母に頼んだもの・・・
それは、よくある田舎の家庭料理。
もちろん野菜がメインである。
「こんなもんでごめんよ〜」
っといいながら、どれも、これも
大器に山盛り積んでだしてくる。
こんなにいったい誰が食べんの?
・・・っていつも心の中でつぶやく。
食卓を囲みながら、出てくる話題はもっぱらむかしの話し。
子供のころの失敗談や、親を困らせた話しなど・・・
帰るたびに聞かされるのだが、初耳の振りしてだまって聞く・・・
これも、ささやかな親孝行。
田舎があるっていいな〜
ほんの2,3日の短い間だが、
疲れた私を十分癒してくれて、
体も心もすっかりリフレッシュできる。
おふくろの味って、じゃぱにーずかんとりー!?
クロすけ
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