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カントリーエッセイ
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2004/08/07号
祭りのあと…の幻覚

先週隣町で夜祭りに行った時のこと
日も傾き始めて暑さも引いてきたとき…
「ギャ〜ッ!!」私の心臓は張り裂けそうになった。
「ドッキン!ドッキン!」私は恐る恐るある物体に歩み寄った…

後ろ向きにしゃがみ込む中年の女性…
ゆっくり前を向く…

「5枚¥100でいいよ!(^O^)買ってぇ〜」

そう そこは横で開催中のフリマだった。私の足下には汚いダンボールの中に見慣れたお皿が…
あのファイヤーキングの様な白いフォルム。そ〜と取り出し皿の後ろに目をやった…。
「F」のマークがひとつ。たしか…フェデラルとかなんとか。
「すいませ〜ん2枚しかない?」
「ちなみにパイレックスってあります?」あるよ〜。日
本製のパイレックス皿2枚パイ皿1枚合計5枚で¥100で購入した!
「あの〜お皿はどこから集めるんですか?」
「私ら ボランティアでやってるから よう分からんけど 使えるもんだからね(^_^;)」
「じゃ売上貢献します…ね。」
立ち上がる私にもう一人のオバチャンが…。
「待って!!」
「 ドキンまさか値段間違ってたとか…(2秒)」

「汚いからあげるわ」(・_・)エッ......?
汚い箱のなかからガラスのキャセロールが…「いらん?これもパイレックスだよ」
手が震えた…汚い染みだらけの箱にはコーニング社と書いてあった。
喜び隠し「じゃあ…遠慮なく。」
「箱は汚いから捨てるよ!」「ギャ〜入りますいりますぅ!(>_<)」
大きな声に回りの視線が…

祭りのあと…祭人たちには見えない「天使」と「赤絨毯」が私の家路続いて見えた〜昇天(*^_^*)

EDAchan



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